テーマ「Q&A」の記事
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2005/12/30 03:13
アンケートや頂いたメールで多い、疑問みたいです。
チェンバロの鍵盤は、上鍵盤と下鍵盤、一緒に動くように見えるんじゃなくて、一緒にも動きます (笑)
チェンバロのしくみは、私がお答えするよりも、チェンバロ製作家さんのサイトを御覧になられた方が、分かりやすいと思うので、詳説は割愛致しますが、
ヒストリカル・チェンバロの二段鍵盤式の楽器には、
通常、上鍵盤と下鍵盤に、同じ高さの音がする弦 (8'弦と呼ぶ)がそれぞれ張られています。
... 又、たいていの二段鍵盤チェンバロの下鍵盤には、
オクターブ高い音の弦(4'弦と呼ぶ)も張られているのですが、この話は、今回は蛇足なり。
下鍵盤と上鍵盤、同じ高さの音が出るのですが、
(☆ 二段も鍵盤があって、音域が広いんですねーと言われますが、
エレクトーンのような仕組みではないことも、蛇に足を生やしておこう(笑) )
それぞれ微妙に音色が違うように、調整されています (通常は。)
8'弦1本でも、演奏しますが、より分厚い音で演奏したい時に、
上鍵盤&下鍵盤を一緒に動かすレジスターを用い、8'弦2本を鳴らして演奏します。
これが「上鍵盤と下鍵盤が一緒に動いている」状態での演奏です。
ちなみに、下鍵盤をぐっと押し込むことで、上下連動させる仕組みになっています。
プレイヤーの近くの席に座られた方は、そんなところも、演奏会で見てみてください(^^)
またまた蛇足ながら、4'弦を加えた音色で演奏することもあります。
通常
・ 下鍵盤の8'弦+4'弦
・ 上下鍵盤の8'弦2本+4'弦
という音色の使い分けがあります。
これに加えて、チェンバロには、
・ 上鍵盤の8'弦1本
・ 下鍵盤の 〃
・ 上下鍵盤の8'弦2本
・ バフストップ(ミュートをかけたような音がする)を用いた8'弦
(☆楽器によってバフがかかるのは上だったり、下だったり。
最近、両方にかかる楽器も弾きました♪ )
めったに使わないが、
・ 4'弦1本。
以上、7種類の音色を使い分けることが出来ます。
これに、奏者の指先で弾き分ける音色が、各々に、無限に加わります(^^)
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2005/11/29 03:52
正直、こういう御質問を頂くとは、思いもしませんでした。
それ故に、早急に、web上でお話せねば...と思った次第です。(で、こんなblog始めました)
「チェンバロはバロック時代の楽器で、ピアノの前身となった楽器のはずなのに、
演奏会で使われている楽器は、何故 20世紀作だと書かれているのか...」
という御質問です。要するに、おかしいやんか! と。
多分、こういう御質問を下さる方の中には、半ば詐欺ではないかとか f(^^;; 怒ってらっしゃる方もいらっしゃる...のかもしれませんね(笑)
こう言われることで、あーチェンバロっていう楽器は、全然知名度が無いんや〜 と痛感します。
で、お答えは...
レプリカです
チェンバロのバロック時代製のオリジナル楽器をお持ちの奏者さんとか、ヨーロッパにはゴロゴロいらっしゃるみたいですけどね、日本にはゴロゴロ転がっていません。日本にある何箇所かの楽器博物館には、合計して何台かありますけどね。
CDなどの録音物もヨーロッパのアーティストは、オリジナルの楽器を使っての演奏のものがゴロゴロありますけどね。
そもそも、ありがたいことにチェンバロの当時製作のオリジナルのものが現在残存するのは、
楽器としての価値ではなく、蓋などに描かれた絵画の芸術品としての価値があったからです。
逆に、絵画などとしての芸術品としての価値の無いものは、恐らく、さっさと抹殺されたんだと思います。
古楽器(オリジナル楽器)と申しましても、必ずしも当時製作のものを指す訳ではありません。
(弦楽器などは、バロック時代製でも、ずっと弾き継がれているものが沢山あるので、改良されたものを、製作当時の姿などに復元して使うことも多いようです)
レプリカと申しましても、ただ単に外見真似ただけではないので、
再現楽器 と言ったら良いかな。
19××年に再現したチェンバロ、あるいは 2×××年に再現したチェンバロという訳です。
言葉にすると、様々な受け取り方があると思うので、もしかしたら他のチェンバリストからの反論もあるかもしれませんが、私流に分かりやすく御説明したまでです。
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2005/05/18 02:46
2003.05.18に書いた記事です
私が、J.S.Bachの作品を好きであることから始まるのだと思いますが、
よくmailや、或いは面と向かって聞かれることがあります。
「BWVって何ですか?」
「シュミーダー [Wolfgang Schmieder]さんがまとめて下さった、
1958年のバッハ作品目録 Bach-Werke-Verzeichnis の略。
頭文字をとって"BWV"。BWVの番号は、その目録に基づくもの。」
と応えておくのですが、常に、何故だ? 本か何かを見れば書いてあるだろう... と思う。
が、意外にBWVに関する説明って、載ってはいないのですね...。
とすれば...そうか、私みたいに未熟で勉強中の者に聞くのが、一番堅実な方法ですよね。
昔、友人と "勉強が深まってゆくほど、論文の註が少なくなるよね"
という話をしたことがあります。
ゼミの先生からは「逆やろ〜」と突っ込みを受けた記憶もありますが (苦笑)
人間、物事に対する見識・知識が増えるほど...
或いは、マニアック度が高まるほど...という言い方も可能かもしれません
特殊な(?)見識・知識が当たり前のものとなり、
誰もが知っているという感覚に陥りやすくなりますよね。
音大の学生よりも、音楽ファンの方の方が、音楽に詳しい例も稀ではない。
そして「常識」に、多くの人とのズレが生じて行くのかもしれません。
不特定多数の方に、素敵な音楽作品を知って頂きたいと思えば、
そんな「ズレているかもしれない常識」が、一般に見て正しい認識なのかどうかを
見極めることも大切なのだろうなぁ〜...と思います。
音楽を勉強している者が話す「音楽の話」...音楽を知らない人からすれば、呪文でしかなく、
私がゲノムの解説を聞いても、何が何だか分からないのと同じ状態ですよね(^^;;
良い機会なので、追加... これまた、古い友人をはじめ、よく聞かれること....
「クラシックのCDジャケットで、
よく曲名の横に『op』って書いてあるの、あれ何なの?」
opusの略。出版作品番号を示すもの。
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